パッチワークとは?


パッチワークとは、さまざまな柄布、素材、色、大きさ、
形の小さい布を接ぎ合せて、1枚の大きな布にする技法のことを言います。

パッチワークは、接ぎ、当て布を意味するパッチからきた言葉です。

決まった形の布を縫い合わせて作るピースドワークと、
一定の形に切り抜いたものを地布に縫い付けて行くアップリケワークに大別されます。

ヨーロッパで生まれ、アメリカで発展しました。

ベッドカバーやクッションなどに用いることが多く、色、
柄の異なる布を自由に組み合わせ、無限のパターンを
創造する楽しさがある手芸です。

表布にパッチワークをしてから、裏布との間に綿などをはさんで
ステッチしたものは、パッチワーク・キルティングと言います。
またパッチワークの柄をモチーフにして、あたかもパッチワークを
したかのように見せたプリント柄を、パッチワーク・プリントと言います。




キルティングとは?



キルティングとは、保温、防寒、装飾などの目的で、2枚の布の間に、
綿や毛の芯をはさみ、ステッチで押さえたものを言います。

キルティングは、キルトトップと裏布にミシンや手刺しでステッチをかけ、
間に綿や毛糸などを入れて、浮彫り模様を描く技法のこともさします。

キルティングの歴史は古く、エジプト、ロシア、中国などで、防寒用の服、
敷物などに用いられました。
7世紀頃、サラセンの騎士はキルティングの服を着た上に、鎧(よろい)を
つけたそうです。
その後、十字軍の遠征(1096年〜1270年)によって、ヨーロッパに伝えられました。
17世紀〜18世紀には、花柄を織り込んだ衣服や室内装飾に発展し、
大流行しました。

現在では、コートやジャンパー、スキーウェア、バッグ、布団などに用いられています。

イングリッシュやイタリアンなど、多くの個性的なキルティングがあります。